黄金の家 Photo by Okano
黄金の家
Casa Dorada
国宝「黄金の家」。
2018年にボリビアの紙幣が一新されるまで、長らく20ボリビアーノス札の絵柄でも親しまれてきた。
建物は商人モイセス・ナバハス・イチャソ氏とエスペランサ・モラレス・セラーノ夫人によって1878年に起工され、1903年に完成した。当時は一階を商業施設、二階を居住区として使用されていた。2人には子供が恵まれず、その後建物は寄付される事となり、現在は二階は当時の博物館、一階は市の文化会館として機能しており、2012年には劇場も整備した。
見学所要時間:30分
場所:タリハ市中心街エル・モリーノ地区インガビ通りとヘネラル・トリゴ通りの角
Google Map座標:-21.532544, -64.734102
サン・ハシントのダム湖 Photo by Okano
サン・ハシント
San Jasinto
タリハ市内から南へ9km行った所にあるサン・ハシント。1978年に完成したコンクリート・アーチ型ダム「サン・ハシント ダム」によって出来たサン・ハシント湖が水を湛える。ダムの側には魚や名物「カングレホ」(ザリガニの一種?)等を食べれる店が立ち並び、また湖を周遊するボートが出ている。ダム湖に生息する魚は鯉、ペヘレイ、ドラディート、モハリータ、うなぎ、ティラピア、モレニータ、チョクリート、ジャウサ、ミスキンチョの10種類と言われているが、4種類くらいしか見かけない。
場所:ウユニ市内から南へ約9km、約20分。
Google Map座標:-21.601728, -64.726676
像の化石 Photo by Okano
1941年、当時は市立博物館として起工され1949年に完成した当博物館。一階は古生物学、二階は考古学の展示を行っている。一番の見ものは巨大ナマケモノ、巨大アルマジロ、ゾウの化石である。5000点の資料を保有しているが、スペースが足りず700点のみの展示となっている。化石の発掘には日本人の協力もあった。
入館料無料。
場所:タリハ市中心街エル・モリーノ地区ビルヒニオ・レーマ通りとヘネラル・トリゴ通りの角。ルイス・デ・フエンテス広場から南へ1区画。
Google Map座標:-21.534843, -64.734947
アスール城 Photo by Okano
青い(アスール)城
Castillo Azul
幽霊伝説の絶たないアスール城は、黄金の家を建てた商人モイセス・ナバハス・イチャソ氏によって黄金の家完成後の1905年に彼の家族の為に建てられた。ヨーロッパのアール・ヌーヴォーを採用したカンポノヴォ兄弟によって設計され、当時この邸宅は現在の自治大学歯科学部辺りにまで広がる世界各地から取り寄せた花々で飾られた大庭園に囲まれたカントリーハウスとして使われた。現在の城の所有者レオン・レンゲル・マルティネス氏は、1966年にモイセスの夫人の姉妹であるルス・モラレス・エチャスーから城、家財を含む1600㎡の敷地を15万ボリビアーノスで購入した。指定である為一般公開はされていないが、申し込みをすれば相手によっては見学をさせてもらえる。
場所:タリハ市中心街ラス・パノーサス地区ボリーバル通り沿いオ・コンノル通りフニン通り間
Google Map座標:-21.534419, -64.726903
ルイス・デ・フエンテス広場 Photo by Okano
タリハの創設者、ルイス・デ・フエンテスの名を冠したこの広場は、通称プリンシパル(主要)広場とも呼ばれ、タリハ市の最も中心地にある憩いの広場である。広場の周りに県庁、市役所、市民委員会・議会会館等が軒を連ねる。
1771年署名の当公園の設計図があるが、現在の公園の原型を整えたのは1920年頃である。
場所:タリハ市中心街エル・モリーノ地区4月15日通りとヘネラル・トリゴ通りの角の1区画。
Google Map座標:-21.533912, -64.734291
スクレ広場のスクレ将軍像 Photo by Okano
スクレ広場
Plaza Sucre
プリンシパル広場からわずか2区画東にスクレ広場がある。プリンシパル広場は暇を持て遊んだ年配者や家族連れが多いのに対し、こちらは若者が多い広場である。展示会、即売会などのイベントが行われる事もある。現在のスクレは広場、1893年にアントニオ・ホセ・ド・スクレ元帥を記念して整備され元帥の名が付けられた。広場の中央にはスクレ元帥の像がある。
場所:タリハ市中心街ラス・パノーサス地区ビルヒニオ・レーマ通りとコロン通りの角の1区画。
Google Map座標:-21.535419, -64.732110
ボリーバル公園のボリーバル将軍像 Photo by Okano
ボリーバル公園
Parque Bolivar
ボリーバル将軍像がある公園。公園の中央には決まった時間になると音楽に合わせて吹き上がる噴水がある。
場所:タリハ市中心街ラ・パンパ地区ボリーバル通り沿いオ・コンノル通りラ・パス大通り間の区画。
Google Map座標:-21.534803, -64.724529
ウリオンド広場 Photo by Okano
ウリオンド広場
Plaza Uriondo
かつては「王の広場」と呼ばれたウリオンド広場。タリハ市で一番古い地区とされるエル・モリーノ地区にあり、近くにはローマ・デ・サン・フアン礼拝堂がある。
場所:タリハ市中心街エル・モリーノ地区ラ・マドリッド通りとセビージャ通りの角の1区画。
Google Map座標:-21.531600, -64.738827
イベント会場となるテマティコ公園 Photo by Okano
テーマ・パーク
Parque Temático
ボリーバル橋の左岸に近年作られたテマティコ公園。道路を挟んで両側に広場があり、イベント広場として使われる。常設ステージのほか、ローラースケート場、スケートボード場もある。
場所:タリハ市内ボリーバル橋左岸。
Google Map座標:-21.542631, -64.728020
ラ・フローレス公園 Photo by Okano
花(ラス・フローレス)公園
Parque de las Flores
ラ・ローマ地区に作られたラス・フローレス公園。花公園と言う事だが、他の公園と比べてみても特に花が咲き誇っているという程ではない。しかし公園の作りとしては他の公園よりも一風変わっている。公園中央の池には桟橋がかかており、そこから魚を覗いたり出来る。
場所:タリハ市中心街ラ・ローマ地区、ラ・ローマ市場南西。
Google Map座標:-21.526273, -64.738014
ラ・ローマ・デ・サン・フアン展望公園とキリスト像 Photo by Okano
ラ・ローマ・デ・サン・フアン展望公園
Parque Mirador
La Loma de San Juan
2014年4月に大改修を終えて生まれ変わったラ・ローマ・デ・サ・・フアン展望公園。カトリックの宗教色のある公園であるが、公園の展望台にはタリハの街を見守るキリスト像が立っている。公園の真下にはローマ・デ・サン・フアン礼拝堂がある。
場所:タリハ市中心街ラ・ローマ地区ラ・ローマ市場南。
Google Map座標:-21.529023, -64.737847
空港の飛行機離発着を見下ろせるフアン・パブロ2世展望台 Photo by Okano
フアン・パブロ2世展望台
Mirador Juan Pablo II
1988年5月9日から14日の間、当時のローマ法王フアン(ヨハネ)・パブロ2世がボリビアに滞在し、ラパス、オルロ、コチャバンバ、スクレ、タリハ、サンタクルス、ベニの各部局を訪れた。タリハには13日に来られ、その訪問を見る為に30万の人々もタリハを訪れた。この公園はその後にに建てられた。
公園はタリハの空港横の小高い丘にあり、子供公園や法王の立て看板があったりする。タリハ市内の展望の他、空港を離発着する飛行機を上から見下ろしたり出来る。
場所:タリハ市アエロ・プエルト地区空港ターミナル横。
Google Map座標:-21.548454, -64.705675
ワイングラスを形どったロス・スエニョス展望台 Photo by Okano
夢(ロス・スエニョス)展望台
(ワイングラス展望台)
Mirador de los Sueños
(Mirador de Copa)
2014年、タリハ創設の日7月4日に落成したガラス張り3階建て、収容人数200名の展望台。その見た目からワイングラス展望台とも呼ばれる。建物の最上部は標高1915mになり、最上階は露天展望台となっている。600万ボリビアーノス(大半は擁壁工時にかかった)をかけて作られた展望台であるが、客足が伸びず市は苦慮している。
場所:タリハ市メンデス・アルコス地区、サン・マルティン橋近く。
Google Map座標:-21.534315, -64.743927
独立の英雄展望台のタリハ市内を見守るモト・メンデス像 Photo by Okano
セナック地区にあるタリハ市を見下ろす高台にある展望台。タリハ独立戦争の英雄・エウスタキオ・メンデスの像がタリハを見守る。1986年に整備された。2013年には展望台部分の大改修が行われた、以前よりも見晴らしが良くなった。トレーニングの為に走る人の姿も多くみられ、ストレッチ器具も設置されている。クリスマス、新年の際には午前0時に市内のあちこちから打ち上げられる花火を見下ろすことが出来る。
場所:タリハ市セナック地区。ドミンゴ・サビオ大学の上。
Google Map座標:-21.537881, -64.744104
サン・ベルナルド大聖堂 Photo by Okano
サン・ベルナルド大聖堂
Catedral San Bernardo
ラテンアメリカで大聖堂が街のメイン広場に位置していないのは唯一タリハである。現在の教会は整備が行き届いていないが、国の歴史文化遺産に指定されている。元の教会は現在の市民委員会館の場所に、1574年のタリハ創設後から建設が始められ、1767年にイエズス会が追放されたのちはドミニコ会、フランシスコ会、クラレチアン修道会、教区司教へと管理が引き継がれていったが、1830年にドミニコ会が追放されてから1800年代半ばには教会はひどく損傷し取り壊された。現在の教会は1810年にイエズス会によって建てられ、1925年に大聖堂が宣言されたものである。1944年から45年にかけて正面を石で覆う大改修が行われた。
場所:タリハ市中心街エル・モリーノ地区カンペーロ通りとラ・マドリド通りの角の1区画。ルイスデ・フエンテス広場から西へ1区画。
Google Map座標:-21.533004, -64.735696
サン・フランシスコ教会 Photo by Okano
サン・フランシスコ教会
Iglesia San Francisco
フランシスコ会によって管理されてきた400年以上の歴史を持つこの教会は、1606年に建てられたタリハで最初の教区秩序に属する教会である。15000以上の歴史的価値のある図書と植民地時代の絵画を持つ図書館が併設されている。2006年には教会の大改修工事が行われた。
場所:タリハ市中心街エル・モリーノ地区ラ・マドリッド通りとダニエル・カンポス通りの角。
Google Map座標:-21.533721, -64.732672
サン・ロケ教会 Photo by Okano
サン・ロケ教会
Iglesia San Roque
タリハの最も重要な祭り「サン・ロケ祭り」の中心地。タリハ人が最も尊敬する聖人のサン・ロケを祀り、サン・ロケ祭りではこの教会からチュンチョスと呼ばれる踊り子が行列をなす。サン・ロケ教会は最初は礼拝堂や聖堂として生まれたが、1791年には既に教会活動を始めていた。1883年にジョセフ・フェリ神父が始めた教会建設は1885年にはほぼ建物建設は完了し、内装は1887年に完成した。1900年にフランシスコ会のブエナベントゥーラ・ロリ神父は小さな鐘楼を取り壊し、エレガントで現代的な外観をデザインし、ビセンテ・ピシニーニ神父によって完成させられた。
場所:タリハ市中心街サン・ロケ地区フライ・マヌエル・ミンゴ通りとヘネラル・トリゴ通りの角。
Google Map座標:-21.529375, -64.733128
サン・フアン礼拝堂
ローマ・デ・
サン・フアン礼拝堂
Capilla de San Juan
タリハの街が創設されて4年後、1578年にドミニコ会によってタリハで最初に建てられたカトリック施設である。1817年4月15日、タブラーダの戦いで独立解放軍がスペイン軍を破り、スペイン軍の降伏調印式がこの地で行われた。国の歴史記念建造物に指定されている。
場所:タリハ市中心街エル・モリーノ地区インガビ通りとドミンゴ・パス大通りの角。ラ・ローマ・デ・サン・フアン展望公園の下。
Google Map座標:-21.530045, -64.738777
化石堀で見つかる巨大アルマジロの甲羅の化石 Photo by Okano
化石掘り
Excavación Fósil
タリハ市は元来土壌浸食問題を抱える土地であった。その土壌浸食地帯へ入り込むと浸食によって地中から表面に出てきた巨大アルマジロの甲羅の化石等が転がっている。
場所:タリハ市カテドラル地区の土壌浸食地帯など。
Google Map座標:-21.553382, -64.764956
動物園のコンドル Photo by Okano
ウルバーノ・セントラル公園(動物園)
Parque Urbano Central
(Zoologico)
タリハ市の動物園は以前は市内にあったが、2017年に現在の場所に移された。中に居る動物は以前の動物園から移されたものだけで豊富ではないが、園内は広々として、動物にとっても環境は良くなった。コンドル、サル、イノシシ、カメ、ジャガー、ピューマ、ファルコン、等が飼育されている。
場所:タリハ市ラス・バランカス。市中心街から北西へ約4㎞、約15分。
Google Map座標:-21.507692, -64.745985
カンペシーノ市場の野菜 Photo by Okano
カンペシーノ市場
Mercado Campesino
タリハ市最大の市場で卸、小売りともに行っている。沢山の野菜、果物、肉、生活用品、衣類等様々なものを売っている。食堂もある。市内各所にある市場で売られている野菜等も、ここから仕入れて売られているのがほとんど。
カンペシーノ市場は複数の市場の複合体であるが、一般客にとってはさほど関係ない。
場所:タリハ市デフェンソーレス・デル・チャコ地区フロイラン・テヘリーナ大通りとパンアメリカーナ大通りの角。
Google Map座標:-21.519528, -64.742130
一般墓地の墓標 Photo by Okano
一般墓地
Cementerio General
サン・ロケ地区にある市営の一般墓地。ここにはタリハ出身でボリビアの一時代を作り、沖縄移民の父、サンタクルス県にあるオキナワ移住地建国の父と呼ばれるビクトル・パス・エステンソーロ元大統領も眠っている。11月1日の死者の日(お盆)には夜中までライトアップされて墓地が解放される。
場所:タリハ市サン・ロケ地区ヌネス・デ・プラド通りとバジビアン大通りの角。
Google Map座標:-21.525079, -64.733001